プーケット旅行三日目

2月28日、プーケット島三日目。朝7時10分にホテルのロビーに集合し、ピピ島へ向かう。ピピ島はレオナルドディカプリオ主演の映画ザ・ビーチの舞台となったところで、プーケットの現地ツアーで行く所としてはメジャーな場所である。プーケットの東48kmの所にあるので、ホテルから船着場まで車で40分、その後200人ほど乗れるスピードボードで1時間ちょっとかかる。そのため、朝早くに出発したものの、着く頃には10時くらいになっていた。
ピピ島についてから、ピピ島島巡りをするための船を捜す。あらかじめガイドに頼めば一人1500バーツほどで船を借りることも出来たが、パトンビーチの現地ツアー代理店の人に、ピピ島に行ってから頼めば全員で1000バーツほどで船を借りられると聞いていたので、船は頼まずに自分達で探すことにした。船を貸し出す人たちはたくさんいるのだが、スピードボードが着いた場所から遠くの人たちの方が安い値段でサービスしてくれる。結局全員合わせて1000バーツという安い値段で地元の人たちが使いそうな、年季が入った木のボートを借りたのだが、借りた地元の人は喜んでいた。やはり、ピピ島についてから遠くまで探しに行くという観光客はなかなかいないので、安い値段でも借りてくれれば儲けものという感じなのだろう。ほかの船が立てる波ですごく揺れるような小さなボートだったが、タイらしさを満喫している感じでよかった。
島巡りではこのマップでいうところの、ローダラム湾とトンサイ湾という所に行った(と思う)。普段は人があまりいないビーチなので、海の透明度やきれいさは最初にピピ島に着いた所よりも格段にきれい。ファインディングニモで有名なカクレクマノミが居るということで探したけれども、小さいのしか居なかったのが残念。沖縄の海よりも熱帯魚が多く、魚の群れがカラフルだった印象がある。キヤノンのデジカメ用水中ケースを持ってきた友達が撮影していた。シュノーケリングを長いことやっていたおかげで、昼飯は食べられないし、帰りの船で遅れそうになったけど、それだけの価値は十二分にあった。
ピピ島から帰った時間は午後5時くらい。江尻と雪浦がまたウェイクボードをやる予定を立てていたのだが、ウェイクボードが出来る時間が午後6時30分までだったので、そわそわしていた。送迎バスの運転手にチップを渡して、帰りにウェイクボードが出来る湖に寄ってもらった。ピピ島で遊んだ時点でかなりくたくただったので元気だなぁと思った。あとで聞いたことだけど、雪浦はウェイクボード一周をこの日、見事達成したそうだ。
江尻と雪浦を除いた4人は、ホテルに戻り足りない分のお金の両替と、明日の体験ダイビング付きラチャ島ツアーのお金を払いに行く。現地ツアー代理店の日本人スタッフの人もウェイクボードをやりにいった二人のことを話すと元気だねーと感心して(あきれて?)いた。そこで、現地のマックに行こうという流れになってメニューを眺めて見ると、日本にあるものしか書いてないうえに、特別安いというわけでもなかったので相談する。するとケンタッキーの方がタイっぽいメニューがあるということで、近くにあるケンタッキーを目指すことにする。ケンタッキーでは、60バーツのご飯と鳥のから揚げがセットになっているものを頼んだ。そしたら、メニューでは全然辛そうに見えないのに食べてみたらめちゃめちゃ辛い。あまりに辛いので、35バーツでペプシコーラを追加注文しました。明日の朝の話になりますが、トイレで大きい方をしてお尻を拭くと、赤いものが付いていました。同じものを食べた巡査も赤かったというので、ケンタッキーが原因というのは間違いないです。しかし、タイの人達はあんなに辛いものを普通に食べているのかと思うと恐れ入ります。あのから揚げを食べた後ゲイバーで働く人たちがちょっと心配です。
夜は、屋台でカニを卵と一緒に炒めたものや、魚を食べた。屋台の客引きの人は日本の一発ギャクで呼び込みをしていた。やっていたのは、「コマネチ」「ゲッツ」「三瓶です」「なんでだろう」。なぜか「コマネチ」だけ異様に古い。「三瓶です」なんて忘れている日本人も多いんじゃなかろうか。
屋台の近くのバーでタイボクシングをやる場所があったので見に行く。一番最初にやった前座と思われる試合を見ると、片方の選手の体系がデブい。まぁ、ハイキックがちゃんと顔の高さまで上がっていたのだが、もうちょっと体格ががっちりした人の試合を見ようとタイボクシングは後回しにして、ほかの場所を見て回ることにした。さすがタイということで格安でブランド物が手に入る。CHANELDKNYなどがあったが、一番インパクトがあったのはでかでかと「GUCCI」と書かれた黒い財布。こんなの絶対ないと思わせる出来だった。しかし、それを除いては露骨にニセものとわかる品物は少なくネタとしても弱いので、結局なにも買うことはなかった。
色々回っていたらホテルに戻ったのは夜十二時くらいになった。ホテルで友達と色々話しをして夜二時くらいに寝る。三日目終了。