プーケット旅行四日目

2月29日、プーケット島四日目。最終日である。今日はホテルのチェックアウト後、ラチャ島に体験タイ便グツアーに行く予定である。ラチャ島は比較的穴場で海がピピ島よりもきれいとのこと。バスで船着場まで行った後は約20人乗りの小さなスピードボートで島まで向かう。小型でもそこそこスピードが出るタイプのボートだったので、ボートの後ろに居る人は水しぶきをたくさんかぶった。大人数で乗るボートもいいけど、小さなボートも良いですな。
ラチャ島のビーチについて、まず驚かされたのはビーチの砂が本当にパウダーのように細かいこと。はだしで歩いても全然痛くなかったです。みんなで首筋に垂らしてくすぐったさを満喫していました。また、海の透明度も高く、海辺付近は肉眼でも底の岩場の様子がわかります。
ラチャ島のビーチでしばらく遊んだあと、体験ダイビングをする。1時間くらいと聞いていたので講習を45分くらいやって、実際に深く潜ったり上がったりするのが15分くらいかなと思っていたら、講習は10分くらいでその後はずっと潜り通しでした。多分、30分以上は連続して潜っていたと思います。海中でボール状のウニでバレーボールをしたり、魚にパンをあげたりしました。あとで聞いたら10メートルの深さまで潜ったそうです。海の中は全てがスローモーションで、時間がゆっくり流れています。重力にも拘束ない自由な世界の体験は非常に新鮮でした。あまりにすごいのでダイビングのライセンス取りたくなりました。4月から社会人なので実現は難しいと思うけど。
食事をした後、午後はシュノーケリングを楽しむ。昨日のシュノーケリングと違い、ボートで別の場所に移動はしなかったけど、少し沖合いに出るだけでたくさんの魚がいました。透明度が非常に高いビーチなので深い場所でも底まで見えます。きれいな海でのシュノーケリングは何回やってもいいものです。ひとしきり堪能したあとビーチへ戻り、ラチャ島を後にする。
ホテルに戻ってシャワーを借りた後、プーケット国際空港まで送迎してもらう。お金がなくなったので、カードが使える空港でおみやげを買うことにしていたのだが、やはり辛いものをお土産に買っていこうと"Amazing Thai Snacks"と書かれたクッキーの寄せ集めみたいなものを買う。4種類入っているクッキーのうちの一つが「非常に特徴的で忘れられない味になるでしょう」と書いてあったので楽しみである(これを書いている段階でもまだ食べていない)。
プーケット旅行は終わった。最初は夏にいった沖縄と同じようなビーチで遊ぶだけの旅行としてとらえていたのだが、バンジージャンプウェイクボード、ダイビングなど初めて体験するものが多く、3泊と短い旅であるにもかかわらず非常に内容の濃い旅となった。また、屋台めぐりをして値切り交渉をすることなどは、東南アジアの特有の醍醐味と言っていいだろう。プーケットという島で貴重な体験をして、面白い人達と出会ったこの旅行を忘れることはないだろう。

プーケット旅行記 終わり