@IT連載 「プログラミングスキルをもっと評価すべき」

http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/consult/consult023.html
この記事を書いた方がどういう方かは、よく存じ上げませんが、コンサルタントからこのような話が出るとはちょっと驚きですね。
SI業界ってプログラミングスキルを過小評価していると、個人的には思っていましたが、それは自分が駆け出しだからそういう意見だと思っていました。しかし、実際にプログラムスキルで保守にかかるコストが変わることがあるという事例を聞いてなるほどなと思ったものです。
実際に動いているシステムはソースコードで動いているわけで設計書で動いているわけではない(設計書も重要だけど)。しかし、ソースは「誰が書いても同じ」と見られる風潮があるのか、プログラミングスキルというものを評価しない(もっと突っ込んで言うと、オタク的な人を評価しない)土壌がSI業界にはあると思います。就職活動時にそれを強く感じました。SI業界に行った友人の話を聞いても思いは変わらないですね。
しかし、プログラムスキルを評価すると言っても、

  • そもそもプログラミングスキルを評価する気が上層部、若手にあるのか?
  • 各人のプログラミングスキルによって変わるコストをどうやって見積もるのか?

という2点で非常に難しいと思います。前者は啓蒙活動の部類だから、時間をかけてやれば出来ないことはないと思うが、後者は本当に難しいと思う。案としては

  • 実装した機能の数とそのスピード
  • つぶしたバグの数とそのスピード

って所じゃないでしょうかね。でも、これを指標に取り入れるためには、絶対的、標準的な「〜〜の機能を実装するには何ヶ月」「〜〜という分類のバグをつぶすには何ヶ月」といった数値の設定が不可欠です。誰かやっている人はいると思うけど、一定の成果を挙げているところってあるのかなぁ?
ま、プログラミングスキルを評価しなければならないというのは、もっともな意見です。一プログラマとしての意見でした。