発明の対価

特許
  • 東芝に発明対価５０００万請求　温水器開発めぐり元社員

http://www.kahoku.co.jp/news/2004/07/2004070301001951.htm

  • シャープ元社員、液晶発明の対価５億円求め提訴

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040630ic03.htm
青色LEDに続けとばかり、発明の対価を求める訴訟が続出している。
同じ技術者としてみても、要求している対価はひどく法外であるような気がする。6月7日の日記にも書いたが、日亜の例のように経営者側が、技術者に対して腫れ物にでも触るような態度になってきている所もある。それってお互いに不幸だと思う。
かくいうアメリカはどうなのか、というと就職する時に「発明は会社に帰属する」という契約を交わすので、訴訟を起こすということは考えられないようだ。その代わり、成果主義が徹底しているので、発明などによる対価や名声などはしっかり保証されるとのこと。
http://www.pacificdreams.org/honyakutalk/jp/22jp.html
確かに、自分の発明はそれなりの対価を生み出した、と考える人は独立して金を稼ぐべきであって、もといた会社に多く金を払えってのはおかしな気がする。終身雇用が身についている日本ならではの文化な気がする。
売り上げ増をさして、自分の発明がこんなに金を生み出したんだって言っている人は、実際にものを売っている営業の人たちを見下しているような気がする。研究者のおごりである。自戒の念をこめてみました。