DCC-FMT1 レビュー

7月27日の日記より楽天の店で購入した方が安かったんだけど、送料まで込みで考えたら、amazon.co.jpの方が安かったので、そちらで購入しました。シフトレバーの右上にあるのがDCC-FMT1。
FMトランスミッターなんだけど、車専用ということで、電源はシガーソケットからの供給のみとなっている。あと、本体からケーブルが2本伸びていて、1本はイヤホンでの入力、もう一本は送信アンテナのコードになっている。これで、車のFM受信アンテナの近くまで、電波送信アンテナを持っていけるようになっている。ふにゃふにゃのコードで取り回しも簡単。コードは3メートルの長さがあり十分な余裕がある。
車専用に絞ったことで、使い勝手のいい製品になっていると思う。ただ、以前も書いたとおり、本体の部分がやや大きく、5速に入れる時にやや邪魔になるのが悩みの種。マニュアル車の人は注意が必要。オートマ車の人は関係ないと思います。
この製品が対象としている人は、iPodなどのデジタル再生機器を持っていて、かつ車にカセットが付いていないため、有線で音声入力ができない人である。ソニーも最近、NW-HD1といったハードディスク内蔵の音楽機器を出してきたので、車で聞く場合にトランスミッターが重要であるということに気が付いたのだろう。
CDと違って、ハードディスク内蔵の製品のいい所は、わざわざCDを用意しなくていいところにある。旅行の前日などに、車で聞く用のCDを用意した経験のある人は結構いるだろう。20G〜40Gのハードディスクを内蔵した製品であれば、持っている曲を全て入れておけるので、わざわざCDを用意する必要がない。ここに便利さを感じるかどうかで、今後デジタル系の再生機器がMDに取って代わるかどうかが決まってくると思う。
あと、音質についてだが、曲のジャンルによってはかなり悪く聞こえるような気がする。ギター、ベース、キーボードといった標準的なポップスならいい感じに聞こえるものの、低音が弱い曲(クラシック等)や高音がほとんど無い曲(ラップ等)はかなりこもって聞こえる気がする。ただ、アンテナを気合入れて固定したら状況は変わるかも。
あと、高速道路ではどうなるかについては、まだ試していません。
総合的に見れば、安いし結構いい製品だと思いますよ。使い倒してみようと思います。