高円寺という街

今日は高校時代の友達と会う約束をしていた。高校時代に所属していたアーチェリー部繋がりの友達なのだが、大学に進学してからは麻雀仲間となっている。かろうじて4人集まりそうだったものの、そのうちの1人が事情でこれなくなってしまい、代わりを呼びかけて探すも見つからず、更にもう1人が来れなくなってしまったので、結局2人だけしか集まらないという状況になってしまった。このことで、集まる原動力としての麻雀の威力を思い知った。2人だけで麻雀をやるわけにもいかないので、サシで飲むだけにした。大学時代に馴染みのある高田馬場にしようかと思ったのだが、いつも馬場だったので、たまには趣向を変えて高円寺で飲むことにした。
実は、高円寺で飲んだことは無い。友人で集まりやすい場所となると山手線沿線になってしまい、地元で集まって飲んだことはないのだ。JRでは最寄り駅であるにも関わらず、初めての高円寺の飲みとなることに。
せっかくなので、自転車で高円寺駅まで行きがてら、大和町や庚申通りの辺りを走ってみた。大和町西武新宿線の野方とJR高円寺駅のちょうど中間辺りにある街で、結構寂れている感じだが、この寂れっぷりは中学時代からほとんど変わらない。庚申通りは中学時代にかつあげに会うポイントとして、中学からあまり行くなと注意を受けていた所だ。100円ショップとか出来ていたものの、つぶれそうだと思った店がしぶとく残っている場所が数多くある。唯一、駅近くの駐輪場が立派になっていたが、そこまで変わった印象を受けなかった。
時間通りに高円寺駅についたものの、友人が爆睡していて、まだ自宅だという。せっかくなので、駅近くの思い出のゲーセンに行くことにした。このゲーセンは大学時代、コンビニのバイトの帰りに閉店間際のbeatmania 3rd mixをやりに行っていた思い出の場所。beatmania 3rd mixが発売になり、みんなが新曲をプレイしに殺到して、ゲームをやるのに1時間待ちという時期があった。その時に、以前のバージョンである2nd mixの曲をプレイしていた客に対して「お前空気読めよ」的ないちゃもんをつけたゲーセンの店員が居た場所だ。接客業が客に対していちゃもんをつけるとは、当時は驚いてここには来るものかと思ったが、結局安さと近さに負けて、たまに行っていたものだった。その、伝説のゲーセンの店員がまだここのゲーセンの店員をやっていて、相変わらずだなと思った。
そのゲーセンで、なんと偶然にも、中学時代の友達に会った。同じ中学で唯一高校も同じだったヤツだ。高校では、それぞれに人間関係を作っていたのであまり連絡を取り合うことはなかったのだが。そいつも立派に社会人をやっているらしかった。
で、そいつのbeatmaniaIIDXの腕を見たら、超スゲェェェェ!!!何でこんなにジャストタイミングでボタンを押せるのか、不思議だった。友人の外見、見た目、話し方は変わらなかったものの、そいつのゲームの腕前は大きく変わっていたのだった。