大学の研究室に顔を出す

新宿の買い物後に大学・大学院時代に所属していた研究室に顔を出した。どうやら明日から春合宿ゼミが始まるようで人は少なかったものの、学生時代にお世話になり博士課程に進んだ藤江さん小川さんがいた。小川さんは忙しくてあまり大した話が出来なかったのが残念だった。
更に、先生も研究室にいらっしゃったので、色々話し込んだ。今の大学の状況、現在の音声認識業界について、自分が企業に入ってからのこと、研究とは何ぞやといったテーマまで、話は多岐にわたった。しばらく会っていなかったからということもあるが、これだけ先生と色々なテーマについて議論できるとは・・・、学生時代には考えられなかったことです。
先生に話を聞くと、現在の学生の情報分野離れは自分が想像していた以上にやばいらしい。ゆとり教育ではないが、今後情報分野の研究を行う層が薄くならないか心配だ。まぁ、情報学科に来るような人ってのは、学問分野を極めたいというよりは(そういう人は物理か数学に行く)、どのくらい社会に出たときにつぶしが利くかを考えるから、ネットバブルがはじけた現状では仕方のないことなのだろうか。
でも、歴史は浅いけど情報分野だって列記とした学問体系はちゃんとあるし、そういう面でのアピールって出来ると思うんだけどなぁ。パターン認識や確率モデルの世界を例にとっても、きちんとした理論に裏打ちされて高度なアプリケーションが出来て計算機上で動くわけだから、実用面と理論面のいいとこどりが学べるいい所だと思うんだが・・・
その後は藤江さんと高田馬場駅近くのビルディで話し込む。馬場は学生の街だけあって、酒飲みが少ないファミレスでもにぎやかだ。ゆっくり話をするにはいい環境じゃなかったかもしれないけど、学生パワーをもらった・・・様な気がする。
気が付いてみれば午前0時になっていた。周りの学生達もほぼみんな帰ってしまっていた。自分も終電が無くなるので、ここで終了。
今日も楽しい一日でした。