スピーカーとヘッドホン

以前、職場でスピーカーの音とは振動板の加速度変化を聞いているのであり、ヘッドホンは振動板の変位そのものを聞いているのだと酒の席で聞いた(どんな席だ。。。)
今日、気になったのでネットで調べていたのだが、本当に理解するならば音響理論を真面目に勉強しないといけないということがわかった。しかし、ちょっとそれっぽい解説があったので紹介しておく。

普通のコーン型スピーカー…直接放射型(ダイレクトラジエーター)で、ピストンモーション(振動板が前後に動く)により音を出す発音体 の場合、音圧(音の大きさ)は、加速度に比例します。これは非常に重要なことです。
 ちなみに、発音体の形式が違うと、振幅に比例したり、速度に比例したりもします。ドーム型、コーン型のような、直接振動板が見えて いて、前後に振動し、空間に向けて音を放射するスピーカーの場合は、加速度になります。違う例としては、ホーン型スピーカーやヘッド ホンがあります。これらは速度比例になります。

つまり、ヘッドホンの方が一般的に音が良いというのは、人間の耳に届いているものが、振動板の速度か加速度かというところに違いがあったわけです。振動板の速度比例で音を聞かせるヘッドホンと振動板の加速度比例で音を聞かせるスピーカーならば(速度→加速度)で一回微分が入る分、スピーカー設計の方が難しいだろうと想像できます。