iTune COM APIを使ったperlスクリプトをexeにする

前に紹介したサンプルスクリプトですが、exeにする時は注意が必要のようです。
perlスクリプトをexeにするには、PARが有名ですが、ActivePerl*1をインストールして

> ppm install PAR

でインストールできるバージョンではうまくコンパイル出来ません。.exe実行時にエントリプロシージャポイントがなんたらと言って怒られます。
CPANから個別にダウンロードしてきてインストールすればOKのようです。
なんで、こんなこと書いているかというと、海外のperlメーリングリストちょっと前に話題だったからなんですね。

以下はインストールメモ。
ダウンロードのフォーマットは.tar.gzでWindowsには馴染みない形式ですが、Lhaplus等を使って解凍しましょう。
それでもって、解凍したディレクトリへ行って

> perl Makefile.PL
> nmake
> nmake install

でインストール完了です。
ppm経由でインストールした時は C:\Perl\site\bin にインストールされますが、上記の方式だとC:\perl\bin にインストールされます。
使い方はスクリプトファイル名がiTunesTest.pl、作りたい実行ファイル名がiTunesTest.exeの時

> pp -o iTunesTest.exe iTunesTest.pl

で、しばらく待てばexeが出来ます。
これで、iTunes COM APIを使ったプログラムを配布し放題です!

・・・しかし、PAR使ってexe化したプログラムは起動が遅いですね、、、仕組みを考えればしょうがないのですが、前回のサンプルみたいに、実行してすぐ終わるタイプのスクリプトにはあまり向いていないかもしれません。せめて、1回実行したら2回目以降の実行は早くなるとかだったらいいんですけど。。。

*1:これを書いている時点の最新バージョンはv5.8.8