音声認識に興味津々なGeekとパソコンスキル

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0712/20/news121.html

色んな人に使って欲しいという思いで前のエントリを書いたが、はてぶのk-takahashiさんのコメントを見てインスパイアされたので書いてみる。

# 2007年12月22日 k-takahashi k-takahashi インターフェース, 仕事術, ネタ 『左手の音声入力と右手の手書き補助を組み合わせたことから、筆者は「ハイブリッド入力」と名付けた。』 こういう工夫が素晴らしい。音声認識音声認識と呪文ばかり唱える連中は参考にすべし。

いや、言いたいことはよくわかる。でも、問題の本質は別にあると思う。
音声認識を試したいとか思っちゃうGeekに取っちゃ、認識率の問題で「やっぱダメじゃん」ってパターンになることが非常に多いからなのではないか。

つまり、開発者が音声認識のユーザー足り得ないことが多く、自分が欲しいから作るという動機付けも弱い、ということである。ソフトウェアで自分が欲しいものを作る、というのは非常に重要だ。だが、しかし、こと音声認識に関してそういう状況はほとんど見受けられない*1

翻って、itmediaの記事の著者の場合
・仕事でどうしても書かなきゃいけない
・>キーボード入力の場合、筆者は調子のよい時で、1300字のコラムを1時間程度で書き上げる ってのは、Geek的に考えたら遅いんじゃないの?
・著者の経歴がかなり異色(少なくともはてな文化圏にとっては)

でも、そうだからこそ、あれだけの工夫が出来たとも言える。

いやー、なんかね。周りにユーザが一人もいないってのが、アレなんだなぁ、これが。開発者=ユーザみたいなこともあるだろうに。
では。

*1:自分の知っている範囲だけだけど