続続インターネットTV

昨日の日記でも書いたとおり、今日は作成したNSVファイルをSHOUTCast経由で放送するやり方を書きます。
なお、サーバのすべてをLinux上でやることを目標とします。
Windowsについてはここ や ここ を参考にしてください

1.SHOUTCastサーバをダウンロード
http://www.shoutcast.com/download/serve.phtml で各OS用のSHOUCastサーバがダウンロードできる。ここでは、Linux用(SHOUTCast Linux server (glibc) v1.9.2)をダウンロード
2.SHOUTCastサーバにコンテンツを送信するプログラムをダウンロード
http://www.radiotoolbox.com/sc_nsv/sc_nsv.tar.gzをダウンロードします。これは、SHOUTCastサーバにNSVファイルの内容を送信するためのプログラムです。以後、コンテンツ送信プログラムと呼びます。
3.SHOUTCastサーバの設定
shoutcast-1-9-2-linux-glibc6.tar.gz を展開すると、sc_servとsc_serv.confというファイルがある。sc_servはSHOUTCastのプログラム本体で、sc_serv.confを書き換えることによって、サーバの設定をする。
各項目の説明はsc_serv.confに書いてあるので詳細は省略しますが、重要な項目は

  • Password (コンテンツ送信プログラムが使用するパスワード)
  • AdminPassword (リモートでSHOUTCastサーバの設定を行う時のパスワード)
  • AllowPublicRelay (Winampのメディアライブラリに載せるかどうか)

ぐらい。
4.コンテンツ送信プログラムの設定
sc_nsv.tar.gz を展開するとコンテンツ送信プログラム本体のsc_nsvと、設定ファイルであるsc_nsv.conf、nsvファイルの場所を書くplaylist.ploがある。
同様に、sc_nsv.confに説明がかいてあるので詳細は省略しますが、重要な項目は

  • Password(先ほどSHOUTCastサーバで設定したパスワード)
  • StreamName(放送局名)
  • Genre(ジャンル)
  • Public(公開するかどうか)

ぐらいです。
あとは、playlist.ploの最後にnsvファイルの場所を書いていきます。凝った書き方もできますが、普通に絶対パスでファイルの場所を書けば問題ありません。当然複数のNSVファイルの場所を書いて、自動的に順番に放送させることもできます。
5.サーバの実行
サーバの実行は必ずしもroot権限は必要ありません。まず初めに、SHOUTCastサーバであるsc_servを実行し、次にコンテンツ配信プログラムである、sc_nsvを実行します。これで、あなたのNSVファイルが全世界に送信されました!!
6.WinAMPで確認
別のWindowsマシンで確認してみます。
SHOUTCastが動いているサーバのIPアドレスを 192.168.0.2とします。
WinAMP5(または2.91)を立ち上げ、Ctrl+Oを押して次のURLを入力します。
http://192.168.0.2:8000/;stream.nsv
最後の;stream.nsvが重要で、私はこれで結構ハマりました。
うまく見られたら、お疲れ様でした。