blogは誰が読むのか?

自分なりのコンパイラは道具ではない論、についての意見を書いた(id:shibacho:20040616#p2)。これは、やねうらお氏(id:yaneurao)が言っていた心がけの論点とは異なっているものだ。自分の思いとしては、みんなコンパイラを作れるようなウィザード(ハッカー)ばっかりになっちゃったら、情報分野のコア技術ってなくなっちゃうな〜という軽い気持ちから書いたものだった。
しかし、よくよく考えたらやねうらお氏の日記を見ている人達というのは「スーパープログラマを目指して」いる人種であると考えられる。誰しもやねうらお氏のblogをただで読めるにも関わらずである。そもそも知識がないとやねうらお氏のblogの内容がわからないというのが、その主な原因だと思う。
これは、なにもプログラム系の専門的なblogに限った話ではないと思う。blogの読み手は自分の興味のあるblogしか読まないからである。
インターネットの登場で、誰しも簡単に世界に情報発信できる時代が来たと言われた。しかし、世界中の人々に読んで欲しいと思ってblogを書いている人なんて少数派だろう(そもそも、日本語の時点で読者の対象を日本人に限定している)。インターネットでは、blogの書き手が想定している読者というのが、そのまま実際の大部分の読者になると思う。
まぁ、全員が全員、想定した読者にはなることは無い。そこが、新たな出会いや意見交換によるインスピレーションの場になると思うのだが。
かくいう、このblogは主に友人に対するものとして始めた。しかし、インターネットTV(id:shibacho:20040121#1074707096)や、自作着モーション(id:shibacho:20040323#1080003834)、などの話も書いている。これは、「超能力」から「能力」への感想文(id:shibacho:20040610#p4)に書いたように、自分の経験から得たものを、色々な人に与えようという思いから来たものである。今後、このblogはどうなっていくかわからないが、出来ればチュートリアル的内容も増やして生きたいと思っている。
酔っている状態だから、理論の組み立て方がやや支離滅裂かも・・・。