イレッサ副作用で賠償請求

肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用により多数の死者が出た問題で、亡くなった患者の遺族らでつくる「イレッサ薬害被害者の会」は21日、輸入販売会社「アストラゼネカ」(大阪市)に、謝罪や損害賠償を求める申し入れ書を提出した。
 同社から誠意ある回答がなければ、関西に住む一遺族4人が7月にも「副作用の危険性を認識しながら、医療機関などに対する警告を怠った」として、同社と輸入を承認した国に対し、損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こすとしている。

会社から帰りにJ-WAVEを聞いててこのニュースを知りました。訴えたのは一遺族だけのようだ。
肉親にイレッサの副作用が出た者として言うが、果たしてその遺族のイレッサで亡くなった人はイレッサを服用しなかったらどれだけ生きながらえることが出来たか考えて欲しいと思う。確かに、イレッサの副作用によって死期が早まったかもしれないが、じゃあイレッサを使わなかったら完治したのか?ここでイレッサ差し止めをして、将来的にイレッサを服用できなくなって、がんが治らなくなった人たちを無視して良いのか?
がんという病気は絶対の治療法がない。この抗がん剤を適用していれば助かったということもないのだ。あらゆる抗がん剤が効果が無いことがわかったら、副作用の危険性の高い未承認の薬でも賭けてみる。がんとはそういう病気だと思う。