計算機生活におけるメモ

横着プログラミングのUnixのメモ技術を今日たまたま読んだのだが、メモの取り方って地味ながらも結構重要なことだと思ったり。かく言う自分も社会人になってからメモ魔になりました。人によってはここから言うことは、至極当たり前のことかもしれません。
今はメモに使っているソフトとして、howm(5月6日の日記参照)と、付箋紙ポイを併用している。両方ともWindowsで動かしているが、おそらくLinuxでも同様のことが出来るだろう。ある程度まとめる時やあとから参照したい時、ちょっと重めの締め切りにはhowmを、ちょっとした備忘録や締め切りには付箋紙ポイを使っている。ちなみに、仕事中のネットサーフィンで見つけた有用なホームページなどは、howmでメモに取っておいて、家のメールアドレスにメールし、この日記のネタに使ったりしている。あとは、会社の共有スケジュール表も活用している。共有スケジュールに、自分が今やっている仕事を書くことは他の人へのアピールという面で非常に重要である。
普通の付箋紙ではなく、付箋紙ソフトを使うことに何の意味があるのか、と思う人もいるかもしれないが、付箋を貼ったりはがしたりということがログとして残り、後から参照できるので、出来ることなら付箋紙ソフトを使った方が良い*1。欲を言えば、付箋紙ポイの付箋履歴のログがhowmと連携できるといいのだが、それは贅沢かもしれない。
また、普通のテキストファイルでやりくりして書くのではなく、howmを使うことには大きな意味がある。

  • 一つ一つのメモにファイル名をつける必要がない

新しくメモをつけようと思ったときに、ファイル名を新しく考えるのが鬱陶しい。この場合のファイル名は他のメモと区別するためだけに付けるのであり、ファイル名そのものに絶対的な意味があることは少ない。howmはメモを取り始めた時間でファイル名を自動生成してくれるので、このような手間がなく手軽に新しいメモを取ることが出来る。

  • 検索性に優れている

howmは、grep を最大限活用したメモ間のリンクシステムを実装している。メモの中で
>>> AAA
と書けばAAAが含まれるメモの一覧へのリンクを貼ることが出来る。
自分は、はてなダイアリーと同様に、メモのタイトルに[]で囲まれたセクションを記述することにしている。例えば、毎週の英会話用のメモを作りたいときはメモの先頭に
[english]
と書いておき、メニュー画面に>>> [english] と書くことによって、過去の英会話のメモ内容がずらっと出てくるようになっている。一覧は最終更新日時でソートされるので、古い順に内容を見ることも容易に出来る。これを、自前でテキストファイルを毎回作ってやろうとしてもなかなか面倒だろう。

メモについて書いてきた。計算機でメモを取ることにより、普通のノートでメモを取る以上の検索性が得られる。一方で、文字情報しか書けないのでレイアウトに対する自由度はない。発想支援の目的で計算機のメモを使うことは難しいが、備忘録やまとめに用いるのならばこんなに強力なツールはない。
メモを活用しよう!

*1:もちろん、普通の付箋紙にしかないメリットもあるが