やりたい仕事と説明責任

自分がやりたい仕事と、それが会社にどう貢献するかの説明責任を果たす狭間で苦しんでいる。
今日は、会社の打ち合わせで、今後一年間どういう方向でやるべきかという打ち合わせをやった。そこで、今のグループの上司とちょっとした言い合いみたいな形になった。
自分は基本情報処理1種*1を持っていて、ソフトウェア開発手法の知識はあるのだが、今まで実践できる場がなかった。今年、やっとそれが実践できる場がありそうだと思い、色々提案したのだが、結局「それが今の会社にどの程度貢献するのか?それが本当にやらなければならないことか」ということを延々と追求され、微妙にうんざりした。もちろん、マネージメントの立場からすれば、その説明責任を求めるのは当たり前で、至極正論なのだが。やられてばかりもいられないので反論したが、このテンションがいつまで保てるかどうか・・・
ビジネスにはベストはないがベターはある。ある瞬間にとるべき行動は局所最適ではあっても全体最適である保証はない。動的計画法では局所最適解を積み上げていけば全体最適解が得られるが、それは評価関数が一定だからだ。ビジネスでは、時とともに周りを取り巻く状況は変わり、取るべき行動の評価基準というのも当然変わってくる*2。自分の仕事が会社にとってどの程度貢献し、それは未来にとっても真であるのか、を考えることは非常に重要ではあるものの、それも程度問題っつうのがあるんじゃないかとひそかに思った。
年度の初めだから上司の方も徹底的にやっている所があるんだと思うが、果たして今後自分が納得行くようにお互い意見をすり合わせていけるのだろうか。id:pingooを見ていると、上司に対して噛み付いてやりあうという行為が、自分自身を磨いていくことにも繋がるのかなと思うので今後も出来るだけ噛み付いて行きたいと思う。
その打ち合わせが終わった後、その上司に「いや、基本的には任せていきたいと思っているんだよ」と言われ、うっそで〜と思ったのは秘密だ。
この日記、職場の一部の人にはばれているが、その上司が直接見ていないことを祈ります・・・

*1:現在はこの資格はない

*2:これって研究でも同じですよ