朝日新聞とかの一連の報道を見て思うことだけど

なんというか、やりかたが独善的とか、一人で盛り上がっているとか、郵政民営化を急ぐ必要があるのかとか、批判的な内容が多い。
まぁ、確かに小泉首相のやりかたは強引で独裁的だし問題はあるんだけど、以前から言っていたことを実行に移しただけでしょう。参議院で否決されたら解散って言っていてそれを実行に移しただけだし。主張は首尾一貫していると思うけど。
むしろ、郵政族で独善的だと小泉を批判している人達が見苦しい。だって、多数決であれ小泉首相を総裁に選んだのは他の誰でもない自民党の議員なんだから。それについていけなければ、自民党を脱退すればいいじゃない。それが党(party)ってものの本質じゃないのかな。納得いかない総裁の政策がありながらも、党にしがみついて総裁を批判するのは筋が通っていない気がする。
どうも、一連の報道を見る限り「言っていたことだけど本当にやっちゃったよ」というような日本人的なメンタリティが根底にあるような気がする。なんか、解散は建前で本当はやらないんでしょ?的な邪推が多かったけど、本当にやっちゃってびっくりした、という印象である。
日々過ごしていても思うんだけど、日本人って本音と建前を使い分けすぎているような気がする。というか本音と建前の乖離が激しい。まぁ、だからある意味、建前を使う必要のない2chのような匿名のコミュニティが有効に機能するというのもあるのだが、それってどうなんでしょうね。小泉首相は以前から言っていたことを、そっくりそのまま実行に移しただけなので、そこまで非難されるべきことなんだろうか。というか、実際に解散されてからあわてて批判するという姿勢はどうなんだろうか。
最近、マスコミと国民の感覚の乖離を感じるシバチョでした。