爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の"こころ"だ 芸術人類学
爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の"こころ"だ 芸術人類学
- 作者: 太田光,田中裕二,中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/27
- メディア: 新書
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図工で「2」を取り、理科のスケッチが大嫌いだった俺にとって、芸術人類学ってのはもっとも遠い場所にあるものだと思っていたけど、色々と得られる知見はあった。
結果はあまりにも単純で「シンプルさこそが美しい」「素人のように考え玄人として実行する」といった締めになっていたけど。
日本の都市計画(特に神社や仏閣)の配置を調べると、そのルーツは縄文時代の地形にある、という話が興味深かった。
対談中ではニューヨークの区切られた区画と東京の雑多な風景でどちらが美しいか、みたいな話もあった。これは人によって意見が別れると思うけど、「この雑多さこそがニッポン」と思えたら、それはそれですばらしいことじゃないだろうか。