2010年 南アフリカW杯が危ない! - レビュー

一冊まるごと南アフリカの治安の悪さを説いている本。ヨハネスブルグは世界一危険な都市と言われているが、著者の現地取材によってそれが、ナマナマしく伝わってくる。

2010年南アフリカW杯が危ない! (角川SSC新書)

2010年南アフリカW杯が危ない! (角川SSC新書)


現地住民だけではなく警官のモラルの低下まで起きているというのだから目も当てられない。アパルトヘイトを引きずっている南アフリカの現状も書かれており、本当に南アフリカでのワールドカップは大丈夫なのか心配になってくる本。
この本の最後に、著者は南アフリカのワールドカップは問題が多いことを認識しつつも、南アフリカのワールドカップによって人種の壁が無くなることを期待している。この点には自分も同意。
南アフリカW杯で現地に観戦しに行こうと思っている人は一度は目を通しておくべき本だと思いますね。