きれいにプログラムを書くということとは?

sekiyaの日記を見て思いついたのだが、きれいにプログラムを書くとはどういうことか?について考えてみたい。
「必要なモジュールがきちんと体系だって関数化、クラス化されている」とか「適切にコメントがついている」とか言うことは出来るけど、じゃあ具体的に例を示してくださいと言われても中々出来ないというのが今の現状。問題点として「プログラムが巨大化した」「全体を把握することが難しくなった」などが挙げられるがこの状況をこのまま放置しておいて良いわけはない。音声認識の研究でも思ったことだが、コーディング能力があるだけでやれることの幅というのは一気に広がっていく。しかし、コーディング能力そのもののトレーニングとしてベストの解(ベターも)はまだ誰も示せていないというのが現状だろう。そもそもコーディング能力の評価自体がすごく難しいという状況である。
このような状況を打破するものとして興味深いオンラインベーマガ構想(id:ABA:20031116)というものがある。有効に機能するプログラムの査読機関が存在しないので、それを作りましょうという提案だ。
ベーマガとは少し前に廃刊になったプログラム、ゲーム総合誌で、読者にプログラム(主にゲーム)を投稿してもらい、それを雑誌編集部で品評するというコーナーがあった。ちなみに1万円もらえたそうである。400円前後の雑誌の値段だったので、高価なゲームが変えない小学校時代にすごくお世話になった。自分は投稿者ではなかったので、この雑誌をプログラムの査読機関としてとらえたことは今までなかったが、大学の研究室の状況を見るにつけ、こういうものは必要ではないかと思うようになってきた。
ABAさんのそもそもの問題意識としてアマチュアゲーム業界というのがあるようだが、査読機関としてはもっと広いものが考えられると思う。まぁ、ゲームに限定した方が機能しやすいとは思いますが。当初の話題からはずれてしまったがプログラムの査読機関というのを考えるべき時代が来たのではなかろうか?と思います。