山崎武也 話ができる男、バカになれる男、男が惚れる男

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たまたま、横須賀の自宅に帰る間に読む本は無いかと思って、本屋で発見した。面白かった。
日常の心構えについて項目別にたくさん書いてあります。組織型人間になる前に読んどいた方がいいでしょう。まぁ、「男たるもの」という書き出しが多いのと、具体的な例がやや乏しい(でも言っていることは凄く納得できる)のが難点でしょうか。
この中の第6章「仕事が出来る男」から「堂々と休む」が興味深い。デキル男は堂々と休むという主旨の項目である。
学生時代も含め、新入社員同士で「周りに人がいるから帰りづらい」という話をすることがある。まぁ、周りがからかって「え〜もう帰るの?」ということもあるだろう。これ自体はコミュニケーションの一環なので別に目くじら立てて悪いとは思わない。
しかし、新入社員側で帰りづらいと本気で思っているなら問題がある。これは仕事の結果でアピールできるかどうかわからないから、せめてその場にいることによってアピールしようというさもしい考えから来るものである(と思う)。「今年はうまく行かなかったけど、遅くまで仕事したから許してね」ということである。これは、成果主義と社会や会社でいわれ、頭ではわかっているけど体でわかっていない状態だと思う。だから、「周りが帰らないから自分もいよう」という風になるのである。
自分の仕事が区切りが付いて終わっているなら、定時が終わったら帰ればいい。これは至極当たり前だ。それに対して「○○君は早く帰るから、仕事に対しての考えが甘い」とか周りが糾弾するようだったら、その組織はマジで問題がある。その人を評価するのはアウトプットであって、どれだけ会社に居たかじゃないだろうに。
というわけで、自分も堂々と休もう。そのためには、アウトプットがしっかり出せるという自信が必要であるというのが大前提であるが。