モブ・ノリオ 介護入門

文芸春秋に全文掲載されたものを読みました。
正直、読み始めの印象は最悪でした。朋輩と書いてニガーと読ませるところとか、その他のラップ調(?)の言い回しとかが、文章を読みづらくしていて悪い印象でした。しかし、途中の主人公の心情の記述は中々読ませるものがあります。特に、「血の濃さ」の話と介護をしない「叔母」の話の辺りが一番面白い。でも、実際に介護をしたことがあるか、要介護の親戚を持った経験がある人でないと、ピンと来ない話かもしれませんね。