個人のモチベーション

チームで仕事を進めるにあたって、個々人のモチベーションを上げるにはどうしたらいいのだろうか。
今日は、仕事で3人の人に、今の仕事をやるにあたってチーム的に抱えている問題と、それについて自分がどう解決を図りたいかといったことについて相談した。それぞれ立場の違う人だったので、帰ってくる答えは違ったものの、おおむね理解し、賛成してもらうことが出来た。まずは、第1段階はクリアかなという所であるが、問題意識が共有されていることと、個々人がどのくらいのモチベーションでその問題に当たるかは微妙にリンクしていないと思う。つまり、「それは確かに解決されるべき課題だけど、自分が取り組みを行うのはちょっと・・・」という人が必ずいるということである。そういう人達に対して、提案者である自分と同じようなモチベーションを持って問題に取り組んでもらうにはどうしたらよいだろうか。
こういう問題について考えることが出来るようになったのは、大学の研究室のネットワーク関係の雑務を請け負っていたことが大きい。どこの研究室もそういう所があると思うが、パソコンに詳しい人間が、研究室のマシン管理やネットワークの構築を行い、それ以外の人達はほとんどそれらの仕事をやらないことが多いのではと思われる。この時、マシン管理を行っている人間が持っている問題意識や、それについて周りにどう動いてほしいかという思いと、周りの何もやっていない人達との間には、相当な意識のズレがある。ある時、先輩の就職活動シーズンの時に、自分が研究室内のネットワーク系のトラブルに対処し、研究室内のメーリングリストで周知を何回か行うといったことがあった。その時、先輩との雑談の中で「いや〜、シバチョのメールでさ○○○って企業の面接の案内を見落としそうになっちゃってさ〜、すげーあせったよ」見たいな話を笑いながらされたことがある。その時の先輩には悪気はなかったのだろうが、自分が研究室のためにある意味、身を犠牲にしてやったことが、他の人達にとってはタダの邪魔者でしかないという風に扱われたと思って、凄くムカついたことがあった。その時は、一緒になって笑っていたが目は笑っていなかっただろう。
仮にそこで、キれて問題意識がないほうが悪いという風に糾弾することも可能だろう。しかし、それで物事を進めてもうまくいかないわけで、どうやって周りの人と問題意識やモチベーションを戦略的に共有したらよいかを考える必要があるな、と思う。
今回、自分が提案した問題意識も、それに対してみんなで取り組もうという意識にさせるにはどうしたらよいだろうか。一つには、取り組み方に対して、各々が納得できる形にすること。それには、自分一人だけの考えではなく色々な人と議論の場を持つことが大切だ、と考えている。つまりは、問題の取り組み方に対して、各人が自分の意見やアイデアが活かされているなと感じたり、納得できる形で進んでいるなと思わせることが重要だ、と思っている。
このような問題に対して、きちんとしたノウハウを持っている人間が社内にいないのだが、逆にそれをチャンスだと思って、今年一年頑張りたいなと思う入社2年目でした。
仕事のことで具体的な内容がぼかされて書いているので、このコラムはわかりづらいかもしれませんが、ご容赦ください。