就職における勝ち負けってなによ?

もたっちさんのblogのエントリを見て考えた
http://blog.drecom.jp/sohsuke-arukikata/archive/36


何をもって、勝ち負けとするかどうかってのはよくわからない。一番簡単なのは年収で測るってことだけど、やりがいとかストレスを加味すると、総合的にどっちがいいかはよくわからない。
話がそれるが、私は同窓会で年収の話をするのが凄く嫌だ。一番の原因は自分が安い部類に入るってことだけど(笑)、職場環境も人間関係も違う中で年収という絶対的な指標ではかることにどれだけの意味があるのか。人間の欲求として人の年収を聞きたいってのはあるけど、相手が自分の年収より高くても低くても、その後のコミュニケーションにいい影響は与えないでしょう。
マーフィーの法則」に次のようなものがある


金があれば暇がない。暇があれば金がない。
順番は逆だったかも・・・。金を使う暇がないと金はどんどん溜まっていく、またその逆もみなさん経験あるんじゃないかと思います。自分はちなみに後者(T_T)
それはそれとして、就職活動した学生がこう思うようになった、一番の問題はマスコミだと思う。視聴者にわかりやすくするため、「勝ち組」「負け組」という言葉や概念を作ったこと。次に問題なのは、就職サイトと資格学校。「勝ち」「負け」という感覚をビジネスとして利用し、ある種の強迫観念をもって就職活動をさせたり*1資格学校に通わせたり。
実際、働けばわかると思うけど、給料高いだけが幸せじゃないでしょう。逆に薄給だと思っている人でも、給料が上がれば幸せなんでしょうか?仕事量そのままで給料が上がるなんて普通はない話ですよ(一部の天下りを除く)。
このコラムの表題の答え、「就職に勝ち負けはない」。
もたっちさんは学生の意見だね、ってことで結論づけているけど、学生にそう思わせるように仕向けた別の親玉がいるような気がしてならない。間違いない(長井秀和風)。

*1:個人的に就職活動そのものには意味があったと思うが、就職活動の苦労経験から真実を拾い上げることは無意味だと思う