OSにはイノベーションの余地はない?

中島さん*1の「アルファギークLonghornの夢を見るか?」というエントリを見て思ったこと
http://satoshi.blogs.com/life/2005/06/longhorn.html
本当にOSってイノベーションの余地はないんでしょうかね?
最近、デスクトップ検索が流行ってますけど、個人が個人のHDDにためこむデータ量が爆発的に増えているので、その部分でOSが貢献できる余地はまだあると思いますよ。WinFSで統一的にメタデータを扱えるようになったとか*2、その上でどういうアプリケーション組んでやろうかとか、エンジニアとしても色々発想させられる所はあると思います。
最近、ソニーのVAIO TypeXで一週間のすべてのテレビ番組が溜め込めるようになったそうですが、こうなって真のオンデマンドなテレビ視聴が可能になったら、それはライフスタイルを変える破壊的イノベーションと呼んでいいでしょう。そこに、OSの技術(特にファイルシステム)が介在する余地はあると考えます。
確かに、ウェブサービスの方がエンジニアだけでなく、一般の人達(エンジニアに大してこう呼ばせて頂く)もいじれるため、破滅的イノベーションになるというはあると思います。でも、一方でエンジニアや開発の人間にしか起こせないイノベーションもあるでしょう。HDDが爆発的にMB辺りの単価が安くなっている時代に、OSが破壊的イノベーションを産み出す余地はあるのではないでしょうか?

*1:この人のプロフィール見たら経歴としては自分とほぼ同じ。びっくり。しかしやっていることは自分より数倍凄いわけだが

*2:ちなみに、BeOSはこれを7年くらい前に実現していたが時代を先取りしすぎたとしか思えない