ゲーセンのゲームは相変わらず100円というのが強みなのでは。

ゲームセンターの特効薬に電子マネーは効かないか?
http://japan.cnet.com/blog/samuraidna/2008/02/11/entry_25005029/

はてブクマでコメントもしたけど、この問題にはちょっと意見があるのでエントリにする。

「ゲーセンが100円で良いのか」という議論はかなり昔からベーマガ上ではあって、それこそファイナルファイトスト2の1989年頃にはあったと思う。
でも、ここまで100円でやってこれたってことは、それなりに企業努力が身を結んでいたことがあったのだろう。

地方のゲーセン行けばわかるけど、ビデオゲームとUFOキャッチャーのプライズ物と、パチンコパチスロ系のメダルゲームが土地を3分している。そうやってリスクヘッジしながらゲーセンを運営しているというのが現状だろう。

そんな中、電子マネーを導入しなければいけない理由がよくわからない。あのインベーダーの筐体をまた再体験したいというならば、自分で筐体買うなりすれば良いだけの話だと思うんだけど。

アミューズメント店舗努力が足らないってのもよくわからない。少なくとも残っているゲームセンターはそれなりの努力はしていると思います。自分の見た限り。

ここまで書いて気がついたが、どうやら「風営法」の裏の事情をなんとかしたい、というのが著者の本音っぽい。

人気あり回転率の高いゲームを50円などにしてさらに客を呼ぶ。なんてことも、1単価50円を55円、62円にだってできる。ゲーム毎だけでなく、もっと大きいのは顧客毎にポイント還元も法律に基づけば実現可能だろう。(換金、賭博に当たらない方法ならば)

預かり金の管理、財務問題など大型店舗経営ではないと成り立たないとはいえ、ゲーム店舗のカード化は大賛成は多いのではないだろうか?

うーん、「風営法」の話を混みにして考えたとしても、なんか素人考えって気がするね。この後のマーケティングの下りにしてもそうだけど。ゲーム連動広告なんて、セガが10年以上前からやっているし、各ゲームセンター店舗は顧客にあわせたゲーム配置をやっていると思う。各都道府県の主要なゲームセンターを巡ってみたらその違いに驚くと思う。秋葉でもトライアミューズメントタワーとHeyでは客層(と建物の違い)によってゲーム配置を変えている。

電子マネー業者は喜ぶけど、アミューズメント店舗に金が落ちるとは考えづらい。それに、各ゲームのコイン投入機を全部電子マネーに変えたらその導入コストはどうするの?って感じがする。それだと、電子マネー業者がWinでアミューズメント店舗はLoseってオチになっちゃうんじゃ。

最後に誤字っぽいのを発見したので、

特に100円運営で30円をメーカにとられるといった、新たなメーカの核心にも影響を受け、客を集めることが出来なくなったのをメーカにも客のせいにもできてしまう店舗についての話となる。

これは「革新」の間違いじゃないかな?