みんなGoogleに熱狂しすぎじゃない?

最近、一部の企業がインターネットを強力に支配する構図が出来上がってきている気がしてならない。
最近、Google Maps APIが公開されてからというもの、地図情報を使ったサービスが急に色々出てきている。はてなマップは言うにおよばずGoogle Mapsをブログに貼るのが大流行である。
かつては地図情報といえばそれなりに重要な情報だったわけで、それを全世界のマップを個人がタダで使うことが出来るようになったというのは、物凄いことなのです。だから、Google Maps APIの公開でみんな熱狂して新しいサービスを考えたり作りたくなるのは凄いよくわかる。
自分もGoogle EarthGoogleローカルのインターフェースは凄いと思ったし、純粋に技術者としてみてもGoogleは敬服する。凄いとしかいいようがない。
しかし、冷静になって考えてみると、Google Maps APIが公開された途端に、みんなの注目がいっせいに地図情報に向かってしまうという、この影響力はちょっと考えなくてはいけないのでは?と思う。
ちょっと前で言えば、MicrosoftがPCの世界においては支配的でWindowsの新バージョンの機能の全てに皆が注目したものだ。しかし、その時は技術者の中でもアンチマイクロソフトと呼ばれる層がいて、マイクロソフトが凄い技術を出してきても少々懐疑的な目で技術を見ていたものだ。RAD開発の世界を切り開いたVisualBasicなんかその典型だろう。
Googleは違う。Googleの提供する技術やサービスに、懐疑的な心を持っている人は少ない。技術的には凄いし提供しているサービスも凄いし、このblogもGoogle Adsenseを利用しているんだけど、、、でも盲信してしまうのもどうかという気持ちがあるんですよ。いや、Googleのどこかにケチを付けたいわけじゃないんですが。
MicrosoftにしろGoogleにしろ、アメリカの企業ではあるんですが、それを度外視しても一部の企業がインターネットの世界で支配的な状況ってのはどうなんでしょうかね?
こういう発想自体が日本人的なのかなぁ。