僕が六本木に会社をつくるまで / 田中良和 著

言わずと知れたGREE本です。はてなid:naoyaさんが絶賛していたというのと、GREEに就職した友人も出ているというので読みました。

僕が六本木に会社をつくるまで

僕が六本木に会社をつくるまで

GREEの社長のエッセイ本で、インターネットの歴史の推移も交えて書いてあるから非常に読みやすいです。ネットベンチャーを興した人はどういうことを考えたんだろう?という疑問に答えてくれます。
自分はこの本で言われる所の大企業に勤めている方の立場の人間ですが、一番この本で共感した所が、著者がソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)に入社して感じる違和感の下りです。著者はSCNに就職して新入社員のほとんどがインターネットに興味がない、という辺りに違和感があったようです。
うまくは書けないけど、今の自分もこれと似たような違和感に直面しているのかな、と思います。

時代の嵐が吹いている方向にいたかった。

と書かれているけど、自分の心境もそれに近いのかな。。。
あ、別に今関わっている分野をやめたい、という意味ではなく、どうやったら今関わっている分野に時代の嵐を吹かせられるか、ということを日々考えています。でも、それを実現できるのは今の場所なのだろうか、とも思ってたりします。
この本では人生において「タイミングをつかむ」ことを重要視していますが、難しいですね。。。