Wikipediaのイレッサの項目の詳しさは異常

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5

イレッサって、飲み薬で処方しやすいことが特徴の抗がん剤だったけど、副作用が出ることでも有名な薬です。
いろいろすったもんだがあったんですが、今日、一つの結論となりえる記事がでました。

イレッサ、優位と言えず 輸入元が効果を臨床比較
http://www.asahi.com/health/news/TKY200702010417.html

イレッサの罪が大きいところは、がんの専門家でなくても処方しやすかったところにあるかと思う。

当時を考えると、日本は新薬を認めるスピードが遅いって批判されていたころで*1イレッサのスピード導入はその批判を回避するためにやったことなのかな、って気はします。
その陰で、母のようにイレッサの副作用の犠牲になった人も結構いると思われます。

今回のニュースを見るとイレッサの効果は他の薬に比べて少なく、副作用が多いという結果になりました。これで、また新薬慎重議論が活発になるかもしれない。でも確か、最近、部分的に保険が利かない薬を使っても、治療全体の保険が利かなくなるってことはなくなる、と言っていたので、医者の説明やインターネットで検索して調べて納得した患者が新薬を使う、という流れになっていくのでしょう。

薬を憎んで人を憎まず、、、かな。