書評 - クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

ブログを使ったマーケティングをどのようにするのが望ましいか、といったことが中心に書かれている。想定している対象読者層は、あまりインターネットを活用していない企業での、ブログを使ったマーケティング担当者だと思われる。
企業から見てブロガーを対等に扱い、一方的にお金を渡せば良い記事を書いてくれるだろう、と思わない方が良いといった主張は共感できるものがある。

他にも、ブログをうまくつかった企業の事例研究(日産、AppleCapcom)などもあり、読み物として楽しめた。
ただ、これらの企業の手法をなぞるだけではうまく行かないだろう。やはり、企業のマーケティング担当者自身がブログの楽しさを理解し、ブロゴスフィアとの距離感を体得するのが、成功の近道ではないだろうか。