Windos Vistaの音声認識をレビュー

Windows Vista音声認識についてです。
ちなみに、これは音声認識を使って書いた文章ではありません(あまりディクテーションには興味ないので。。。)

実行したのはMacBookにインストールされたWindows VistaMac Bookには画面上部にカメラとマイクがついているのだが、これを使って音声認識するのも十分可能だった。初期設定では「声が不明瞭」と怒られるのだが、サウンドの「マイクブースト」の設定を+10.0 dBとかにすると、声を拾ってくれるようになる。
ヘッドセットをつけなくてもパソコンに向かってしゃべるだけで音声認識してくれるようになる、というのはユーザエクスペリエンス的に大きなことではないかと思っている。パソコンを買ってきてノートパソコンのふたを開けて画面に向かってしゃべるだけでよい、というのは非常にシンプルだし、わかりやすい。

付属のチュートリアルは正直しんどい、がここで得られた音声によって音声認識率が向上すると書いてある。適応に使っているのだろうか。

で、使ってみた感想ですが、GUIの操作体系をほぼそのまま借りてきており、〜〜をマウスクリック、というのをしゃべって指定するのは口が疲れる。マウスを転がして、左指でクリックという方が身体的な負荷は少ないと感じる。

ただ、この体験をやってみて感じたのは、音声認識をPCアプリのインターフェースとして使ってやろう、と思っている人は知らず知らずのうちにGUIのインターフェースのルールに乗っ取って、音声認識インターフェースをデザインしようとしてしまっており、そのために音声認識インターフェースが使いづらいと言われているのではないか、という仮説である。仮説レベルなんで、うまく言えないですが、GUI音声認識って根っこの部分でかみ合わない特性があるのではないか、と思ってします。

とはいえ、このマイクロソフトの仕事はGreat Jobだと思います。ここまでの形にするのは多大な労力が必要だろうと容易に想像がつきます。だからこそ、身を結んでいないところがあるのが悲しい