「コンピュータ嘘付かない」問題について本気出して考えてみた。

http://satoshi.blogs.com/life/2008/01/post-4.html

確かにひどい話だが、論文さえググれるご時世にググれないものはない、と過信したシバチョ2.0がこの問題の真相に迫る、というエントリ。
最初に言っておきたいのだが、このエントリは間違いの可能性もあることをお忘れなく。

Google Scholarを使ってみたのだが、おそらくこのシステムの元論文はこれだろう。

PET画像DBを用いた画像色調補正による読影支援手法(日本データベース学会)(8ページ)

ググったキーワードはこれ

状況証拠と思われるものは以下

逆にアレ?と思うのが以下の点

が、論文ってのは特集号でも無い限り査読を経て載るものなのでタイムラグがあるのが普通。プライバシーの問題もありそうなのでここら辺にしておきますが、、、

で、これも多分なんだけど「コンピュータは嘘を付かない」発言ってのは、データベースを元にしているからなんじゃないかと。日本データベース学会向けに論文だしてるし。
ちなみに、論文の新規性はあらましの以下の一文に集約されている。

本稿ではこのモデルに(1)SUV最大値に注目した関心領域モデルの導入,(2)確定診断モデルの導入,および(3) UMLSを利用した構造を持った医学的概念の導入を行う.

私はこの道の専門家じゃないのでここであきらめました。あとは誰か捕捉してください。
医療とデータベースと画像の横断領域なので、読み解くのは難しいと思われます。ですが、エンジニアだったら比較的よみやすいのかもしれません。

というわけで、「コンピュータは嘘は付かない」という発言につながった背景は以上と思われますが、どうでしょうか。

PS:
評価した、って書いてあったから、てっきり複数の医者にシステムの有効性についてアンケート取ったのかと思ったらそうじゃないんだね。やっぱり医局と専門性の問題かなぁ。

*1:元論文は日本データベース学会向けですが、、、