PS3の秘策
予想外に早く収穫期を迎えたXBox360
http://satoshi.blogs.com/life/2008/01/xbox360.html
私はマーケティング方面には疎いので、そっちのことはよくわからんのですが。
今、PS3が勝つ秘策があるとするならば、PS2の資産であることは間違いない。
過去、j-castニュースで「PS3ソフト充実してきている」 ソニーの説明は納得できるのかというニュースが流れた。
これは、すごいネガティブな情報として受け止められているが、私はそうでないと思っている。というのは次の一文に注目してほしい。
「PS2とPS3は仕様に共通点が多いので、(最近爆発的な売れ行きを見せている)Wiiに移植するよりも低コストで移植できる。さらに、Wiiが売れているといっても、まだ累計で1317万台(07年9月現在)なので、PS2の方が『受け皿』としてははるかに大きい」
ガンダム無双がPS2にダウングレードされて発売されたことは記憶に新しいが、逆もまた真なりなのである。つまり、PS2で出たソフトをPS3でアップグレードしてリメイクすることはプログラム仕様的には簡単であるということ*1
個人的に注目しているのはこの日記で何度か書いているbeatmania2DXのPS3への移植。だが、これは、コナミの顧客であるゲームセンター経営者と家庭用ゲームユーザの間での利益のジレンマがあるので、PS3で発売決定するのはなかなか難しいだろうと思っていた。
しかし、2DX15 DJ TROOPERSに搭載された、TROOPER'S JOURNEYで、ゲーセンと家庭用の差別化を狙っていることが浮き彫りになった。
知らない人のために説明すると、これは、どこのゲームセンターでプレイしたか、という記録が自動的に残り、各ゲームプレイヤーのいわゆる「遠征」を促す仕組みである。
地理的な「遠征」は、家庭用では絶対に出来ないことである。こういう仕組みでゲーセンと家庭用の住み分けをついたコナミは本当にスゴい企業だと思う。
家庭用の次回作である2DX14 GOLDでは、ほぼ間違いなくPS2で出ると思うが、2DX15 DJ TROOPERSはPS3で出るだろう。というか出て欲しい。
長々と書いたけど、PS3の秘策は「PS2のソフトをPS3でリメイクして出させる」これに尽きると思う。
*1:って言ったら怒るゲーム関係者がたくさん出そうだな、、、