GeForce NOW を GPD WIN2 で試す
https://cloudgaming.mb.softbank.jp/
日本ではソフトバンクがやっているクラウドゲーミングのGeForce NOWのベータ版に当選したので、試しに押し入れで眠っていたGPD WIN2 を使って鉄拳7をやる動画を撮ってみました。
せっかくなんでGPD WIN2上で鉄拳7をやっている動画を撮ってみた。 #geforcenow #gpdwin2 pic.twitter.com/ElWVzFQjAn
— シバチョ (@shibacho2) 2020年3月25日
GPD WIN2のスペックはCPUが 64-bit x86 Intel Core M3-7Y30(1.00 GHz/2.60 GHz max)、GPUがIntel HD 615 Graphics で、表示は1280x720 の10インチタッチスクリーンとなっています。
鉄拳7の動作要件は最低でも、
Intel Core i3-4160 @ 3.60GHz 以上
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 660 2GB, GTX 750Ti 2GB 以上
となっているので、そのままでは絶対に動かないんですがクラウドゲーミングの恩恵でサクサク動いています。
なお、ネットワーク環境ですが、SourceForge SpeedTest で以下のような結果が出ている環境でIEEE802.11ac のルーターによる無線環境でつながった状態です。
一番の懸念点だった入力と反応の遅延ですが、ほぼ感じなかったと言っていいです。理屈の上ではレイテンシが16ms あれば1フレーム遅れるんで、時折カクカクなっててもしょうがないかなと思ってたのですが滅多にカクカクな感じはしませんでした。ボタンの入力受付をうまくごまかしつつ、画面のレンダリング結果はスムーズに送る技術が成熟してきたのかもしれません。
GeForce NOWの一番の弱点は、Steam等のゲームストアで購入するというのが前提になってくるので、既に持っているゲームをクラウドでプレイしてうれしいのか?というのが一番の問題です。3Dバリバリのタイトルを買ったユーザーは、大抵ゲーミングPCも持っていると思われます。一方、ゲーム方面には非力なPCを持っているユーザーがお試しでGeForce NOWで3Dバリバリのゲームを体験出来る仕組みは今の所見当たりません。
と、ここまで書いてsteam の特定の週末のみタダってのと組み合わせれば出来る気がしてきたので、非力なPCユーザー向けにはそういう所で体験させて、実際のプレイはGeForce NOW を使うことによって、非力なPCユーザー向けにsteamタイトルが売れますよ、という方向でnVIDIA がセールスを仕掛けている可能性はあるなと思いました。
いずれにしても相当な設備投資が必要だと思われるので、実サービスが始まった時にどういう値段で出てきてどの程度のクォリティを保てるのかってのが気になります。正直、意外とクラウドゲーミングいけるじゃんと思ったので、Playstation NOW を試してみてもいいかな、と持っている自分がいます。(GeForce NOWにあまり魅力を感じていない…)