本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! - レビュー

「がんばれ!!ゲイツ君」を読んでいた人にはなじみ深い、元日本マイクロソフト社長が書いた本。

紀伊国屋Webの記事

タイトルといい、書いた人といい、ラスボス感がにじみ出ている。というわけで、ネガティブベースで読み始めたのだが。。。

なんというか、書いていることがまともで、反論のしようがない。近年、自分が提案しているGoogle漬けにならないための「情報のインプットのリスクヘッジ」にも通じるものがあって、「良いこと言うじゃないか、このオッサン」という感じである。

しかも、批判的に本を読む批判まで書いてある。P.133に

そもそも、批判的に本を読もうとしている人は、何を目的に読書しているのだろうか。そういう人にかぎって「わかったつもり」になっていて物事の本質を見抜く力があない。

これは完全にやられた。やっぱり日本マイクロソフトをあそこまで大きくした功績は認めねばなるまい。

ただ、「現代落語論」を読み終わった直後にこれを読んだということは幸運だったと言えるだろう。落語論は「落語家は庶民でなくてはならない」という本だから。

現代落語論 (三一新書 507)

何かと反感を買いそうな本ではありますが、自分は必読本だと思います。ま、「書を捨てて町に出よう!」って言葉もありますけどね。



日本のアマゾンはレベルが低い?

この本にも載っていたけど、日本のアマゾンはレベルが低いということなので、紀伊国屋BookWebを早速見てみた。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/

確かに、新たな刺激を受けるという意味では紀伊国屋の方が良いね。アマゾンはユーザー毎のRecommendation(推薦)もやっちゃうので、自分が好きそうな本しか発見出来ない。
配送料がかかっちゃうので、アマゾンで買う人が多そうだけど、紀伊国屋も見ることをオススメします。

でも、Permalinkが無いのが痛すぎる。上のリンクはキーワードでかろうじてリンク張れているようなものの。。。だれかがシステムの再構築を格安で引き受けて欲しい。
#まぁ、でも検索キーワードに書名を完全に入れればPermalinkになるから、別に良いのかもしれませんが。。。

あと、紀伊国屋アフィリエイトプログラムが始まったら参加するんですが、そうは問屋がおろさないのかな、本屋としては。