Bernd氏の会談レポートがJPBE.netにアップ

http://www.jpbe.net/news/archives/2004/06/000701.html

id:shibacho:20040530#p1 で書いた、私も参加した会談レポートがアップされました。
直近の問題として安定性や機能の問題を解決しないといけないので、そこの部分のレポートが多いので、今までとあまり変わっている印象を受けないかもしれない。確かに、WindowsXPと比べて何が優れているの?といわれると、明確な答えは無いかも知れないが、日曜プログラマにとっては次の利点があると考えている。

  • 国際化対応したプログラムが作りやすい

OSがUTF-8を採用するというところからスタートしているので、多言語化機能は素晴らしいものがあります。LocaleKitも入って鬼に金棒という感じですね。

  • コミュニティが小さいため、WindowsではよくありそうなアプリでもOnly Oneになれる

これってはっきりと口にした人がいないけど、結構重要なことじゃないかな?「連画覧」とか良い例だと思います。自分も昔、CClockって桜時計風のアプリ作ったとき色んな国の人から言語ファイル提供してもらったし、知らない外国の人とメールのやり取りするのも楽しかった。*1。Only Oneというのは日本国内だけでなく、世界規模でというところがポイントですね。
マイクロカーネルだとか、反応速度が速いとか、たくさんムービー再生しても問題ないとかってことは、4年くらい前だったらウリになっていたかもしれないが、今はWindowsが進化してしまったのでそのウリも弱くなってきた。逆に機能不足の面ばかり目立つようになってしまう。また、「機能は凄いが実際にそれが役に立つの?」という面では結構疑問である。エンジニアとして魅力的というのはあるが。
しかし、今あげた2つのポイント(どちらもプログラマに対してだが)というのは、まだまだBeOSの強みとして挙げられる。BeOS使っている人は、是非C++でプログラミングをして、国際化対応で公開しましょうよと。そんでもって、英語版と日本語版を作って、英語のREADMEに「Mail MEEEEEEE!」とでも書いておけば、それぞれの言語ファイルを作ってくれる人はいると思います。Zetaはムービー周りが強化されているので、自分もそれ系の国際的アプリ作れたらいいなと思います。

*1:ちなみに、某社の就職活動の時にこのネタ使ったら、国際的企業だがプログラマ的な人はお呼びではなかったという悲劇がある