ToHeart2 XRATEDがオープンソースに

http://leaf.aquaplus.co.jp/product/xvid.html

ToHeart1しかやったことないが、ToHeart2オープンソースになるようだ。
ムービーの表示部分にXviDの再生エンジンを使っていたために、ToHeart2全体がGPLになるということのようで。まぁ、企業として素早い対応策を打ち出したのには拍手を送りたい。

でも、どうにもこの騒動って違和感があるんだな。


普段からオープンソースやフリーの文化を敬愛する自分だが、個人的にはToHeart2XviD使ってようと別にいいじゃない、っていう思いが強い。
なぜなら、ToHeart2の価値や対価ってのはシナリオのテキストや画像や音楽や音声にあるのであって、それを動かしているエンジンでは無いからだ。Windows以後のビジュアルノベル系のゲームで、プログラムが凄いから評判になったって話は聞いたことがない。実際、NScripterとか代替物はいくらでもあるような気がする。

ToHeart2オープンソースになると、共通の同人ゲームプラットフォームが出来るとか、ToHeart2の各種デバイスへの移殖が容易になるとか言っている人もいるけど、そこまで期待できるほどの代物かなぁ?
ToHeart2が有名になったのは、キャラクターや音楽やシナリオによるところが大きいのであって、プログラムはほとんど重要じゃないでしょう。

とまぁ、素人ながらに思ったのですが、実際、ToHeart2ソースコード公開が業界に与えるインパクトってどのくらいのものがあるんですかね?

追記:
なんか、公開されるまでが祭りで公開されたら興味を失う人が多いってのは、企業の対応に興味があるだけで、ソースそのものに興味があるわけじゃなさそうだ。
ソースの価値って一体なんなんだろう・・・